3/4 fumi 食あたりになった時の話
妻へ。
あれは南極が誕生したとかしてないとかくらい遡ること4年くらい前、取引先と高潔なレストランテで我が故郷の名物と言われているが、家では年に一回くらいしか食さない程の全く名物でもないエビフリャーを食べた時へ遡る。ナフキンもフィンガーボウルにも使い慣れた僕はナイフとフォークをガタガタ揺らしながらエビフリャーをさばいては口に運びタルタルソースとの口の中の融合を満喫していた。
その4時間後のことである。突然、身体中に湿疹が出始めあちこちが痒くなり、掻かないと生きていけないくらい追い詰められ出した。とうとう僕は仕事のストレスが身体を蝕み始めたかと恐れ始めると怖くなり、僕は病院へ行くことを決めた。
「甲殻アレルギーですねぇ」
透かしっ屁を食らった。私は心の病などではない。阿呆者だから心に病むことはない。しかし、甲殻アレルギーとは如何なものか。僕は今までエビを恐らく何百本も食ってきたがアレルギー反応が出たことはない。
「アレルギーコップってのがありましてね、身体に溜まって溢れると、アレルギー反応が出るんですよ。そんなもんです」
的な事を言われてその日の診察は呆気なく終わり、僕の顔は間抜けな顔をして医者を見ていたに違いない。翌日には痒みが退けて何にも無かったように会社へ出勤した。話が脱線した。
最近のことだが、それと同じように食べ物に当たってしまったのである。それも愚かに、一緒に会食へ行った人の中で3人も食あたりになってしまった。間違いなく会食での食事が犯人であり、恥ずかしながらも刺身に当たったかもしれないのだ。
僕は、2日後、腹痛と倦怠感に耐えられなくなり病院へと駆け込んだ。診断受けた結果、僕はベッドで寝かされた。あー、何で点滴されてんだろ。きっつー。