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3/13 fumi 蘇州の美容院の話

妻へ。

いわんやサービス業においての顧客要望は無視されていいものだろうか、いやそうあるべきではない。顧客要望に応える為に企業がサービスを提供し、顧客が満足することでリピートを得ていく、これがサービスの基本ではないだろうか。いわゆるプル型である。引き出してナンボ。タンスも引き出してナンボ。お金はそんなに引き出しちゃダメよ。

話が脱線した。

あれは、数時間前のことである。行きつけの美容院をチェンジし(といっても二回だけ)、日本語オッケーな美容院へファーストゴーした。二、三分遅れたらショートメッセージで「場所わかりましたか?迷ったら連絡下さい(^O^)」というナイスフォローがくる良心的サービスも伺えた(余裕もっていけ)。

僕は着いた早々に1分後には洗髪台に乗せられシャンプーを終えると、ヘアスタイルの要望を伝えた。スタイリストは日本語できない人が多く、ほとんどは通訳を介して伝えることになる。僕は「1センチだけ切って下さい」と大まかなことを伝えたのだが、ここからまさか緊張タイムになるとは思いもしなかった。

さあて、暇つぶしに携帯を見るかと悠々タイムに入ろうとしつつも、僕の膝元に落ちてくる切断された髪の毛に目にやる。あれ、2センチ以上もあるではないか…!!チッキショー!!

なんという由々しき行為だ。しかし、通訳も部屋にいない。僕は何だかジェスチャーで伝える勇気もない。頭のサイドだけ見過ごし、しかし遂に看過できずに頭上にハサミが差し掛かった時、僕は言葉を発した。

「ストップ!!」

スタイリストは突然のストップに呆然としつつも、「好的(いいよ)」とだけ発した。僕は軍隊に入隊するに相応しい髪型へと変貌を遂げた。チッキショー!!